ウサギ飼う

ウサギは犬,猫に次いで人気のあるペットです。レックス, ライオンヘッド, ミニロップ, ハーレクインなど多くの品種があります。店頭でよく見かけるミニウサギ(ミックスウサギ) は雑種であり手ごろな値段で売られており、純粋種よりも生命力がありそうです。ここで紹介しているウサギもミックスです。 ウサギは以前はげっ歯類 (ネズミ、リス) の亜目として分類されてきましたが、最近の研究によると、ウサギはサル、類人猿などの霊長類に密接に関連しているとのことです。また、夕暮れと夜明けに最も活動的なので理想的なペットだといわれています。

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糞尿の処理

ウサギの世話で一番厄介なのが糞尿の処理だと思います。ここでは、便利なトイレの作り方などを紹介しています。

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清潔に保つ

ウサギはデリケートな動物なので、食べ物や体調管理に気を遣い、トイレや床下を常に清潔に保つ必要があります。

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ウサギの病気

ウサギが一般的に発症する病気には、消化管うっ滞, 気道感染症 (スナッフルズ), 歯の不正咬合, 子宮がんなどがあります。

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ウサギの性別

ウサギはオスとメスとでは、性格, 気質, 行動に特徴的な違いがあり、飼い主に対する接し方や反応にも違いがあるようです。

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ウサギの食事

ウサギは完全な草食獣ですが、意外といろいろな食べ物に興味を示し健康を害することかあるので注意が必要です

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ウサギの不思議

ウサギはだっこできる?

ウサギは食物連鎖の中では被食者(食べられる立場の者) ですから、持ち上げられるのを非常に嫌います。立った状態でウサギを持ち上げようとすると、ウサギの後ろ足でけられたり、ウサギの骨を痛めたりします。ウサギの骨は華奢にできています。腹ばいになり、ウサギと同じ目線で接し、ウサギのほうから近づいてきて親しみを示すまで待ち、ウサギが飼い主の体の上に載ってくるようになると、スキンシップが取れると思います。だっこできるウサギもいるようですが、youtube のビデオなどでだっこされているウサギをみると、決して居心地がよさそうには見えません。youtube で "how to hold a rabbit correctly" などと入力して検索すると、ウサギの正しい持ち方を教えてくれるビデオが多数見つかります。

ウサギは犬のようになつくか?

ウサギは群れで生活する動物ですから、飼い主と長く暮らしていると飼い主を群れの仲間とみなし、強い絆で結ばれますが、臆病で頑固なところがあるので、ウサギが飼い主に気を許しなつくようになるのには、犬に比べて時間がかかるようです。また、メスのウサギは気難しくなつくのに時間がかかるのに対して、オスのウサギは人懐っこく飼いやすいといわれています。飼い主に親しみを持つようになると、飼い主の足の周りをぐるぐると回ったり、体の匂いをかいだり、手をなめたりします。よくなついたウサギは、名前を呼べば飼い主のところへ駆け寄ってきます。また、ウサギは物言わぬ動物ですから、ボディランゲージは非常に多彩で、体の動きで空腹, 苛立ち, 喜びなどを表現します。

ウサギは時間にうるさいか?

ウサギは食物連鎖の中では被食者(食べられる立場の者) ですから、毎日の生活のパターンが順調に繰り返され、身の安全が保たれることを欲します。 毎日、餌をもらえる時間やおやつをもらえる時間, トイレ掃除をする時間などをおおよそ決めておけば、ウサギは安心して日々の生活を送ることができ、飼い主を信頼するようになるでしょう。野生のウサギは日の出前や日没後に巣穴から出てきて活動し、昼間は通路を張り巡らされた巣穴で過ごします。

ウサギは "げっ歯類"?

ウサギは齧歯目ではなく、うさぎ目(うさぎ目) に属しています。齧歯類には上顎に門歯が 2本しかありませんが、ウサギの上顎には 4本の門歯 (機能していない 2本の歯を入れて) があります。

消化管うっ滞 (GI stasis) ?

ウサギの消化管うっ滞(GI stasis) は、うさぎの消化管の働きが悪くなったり、止まってしまったりして、食物が消化管内を正常に通過しなくなり、食欲が減退し排便量が減り、元気がなくなって死に至る可能性もある病状です。ウサギにストレスを与えない, 干し草(チモシー) 中心の食事, 野菜やペレットは20% 程度, 水と干し草を常に切らさない, 胃腸に障害を与えるような食べ物を与えない、生活環境を清潔に保つ, 歯が伸びすぎるて歯がぶつかり合ったり、不正咬合を起こしたりしていないかチェックするなどを心がけていれば消化管うっ滞をある程度防げるらしいです。ウサギの消化管うっ滞はよくあることだといわれています。

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ウサギの世話

糞尿の処理

ウサギの糞便や小便はかなりの量になり、ウサギの世話でもっとも厄介な仕事ですが、ウサギは決まった場所で用を足すので、使いやすいトイレを用意すると処理が楽になります。ウサギのトイレは市販されていますが、百均で四角形のザル(水切りバット) を買い代用させることもできます。下の画像のように平たいおけ(バット : vat) の上に四角形のザル(水切りバット) を重ねてザルの端にも排水用の穴をいくつかあけ、針金で連結すればできあがりです。長めのボルトで補強しておけば、ウサギにつつかれても外れにくくなります。ザルの右下の茶色に変色した部分にいつも小便をするので、上のザルを少しずらして後ろにこぼれるのを防いでいます。このザルはウサギ用としてはやや小さいので、ウサギがいつもと違う方向に小便をすると床に小便がこぼれてしまうこともたまにありますが、ほぼ 100% 近く糞尿を回収できます。下のザルに紙を敷き詰めてありますが、うまくザルの周りに紙で壁を作ると効果があります。 敷き詰めた紙をうまく丸めればこぼさずに回収できます。

清潔に保つ

野菜を皿にのせて与えると、皿から落として食べる傾向があるので、フローリングワイパーなどで床下をふき清潔に保つようにしましょう。また、 ウサギが小便をこぼした箇所に消毒液(塩化ベンザコルニュウム液など)を流し、チリ紙で拭き取れば清潔に保つことができます。塩化ベンザルコニウ (ベンザルコニウム塩化物液) を百倍にうすめた溶液は、多くの細菌に対して効果があります。 ウサギは決まったところで用を足す癖があるので、市販の比較的小さめのトイレでも小便はほぼ 100% 回収できますが、たまにトイレの周辺に漏らすことがあります。糞もほとんどトイレの中に落ちていますが、一部が周りに散乱していることもよくあります。軟便, 変質便は床に固く付着していることがあり、落とすのが大変です。野菜や果物を与えすぎると便が柔らかくなってしまうので、注意が必要です。干し草を中心にし、野菜や果物は 10% ~ 20% にすると、コロコロとして乾いた大粒の健康的な便が出ます。

ウサギの病気

ほとんどのウサギは鼻腔内にパスツレラ菌を保有し、スナッフル(snuffles) と呼ばれる鼻の病気を引き起こすことがありますが、この病気を発症するのは一部のウサギだけだそうです。ウサギの生活環境を清潔かつ快適に保ち、健康的な餌を与えることにより発症率をさげることができるようです。犬や猫もパスツレラ菌を保有していることが多く、かまれたり、ひっかかれたりしてパスツレラ菌に感染することがあるそうです。動物を触った後は、塩化ベンザコルニュウム液などで手指を消毒すると感染予防になると思われます。塩化ベンザコルニュウム液は一般のウイルスには効果がありませんが、新型コロナウイルスには消毒効果があるといわれています。100倍に薄めて使えるので、かなり経済的です。

ウサギの性別

ペットショップの中をのぞいてみると、元気そうなウサギが動き回っていました。生後5カ月位で、体重は1キロくらいありそうでした。性別不明と書かれており、ずいぶんいい加減なペットショップだと思いましたが、売れ残りで値段が安いし (3500円) 、見たところ雑種で丈夫そうなので買うことにしました。ウサギは非常にデリケートな動物で、環境の変化にショックを受けているようでした。水やえさ(ペレット, 干し草, 野菜など) を全く受け付けず、ニンジンやリンゴをほんの少しかじっているだけでした。ほとんどあきらめていましたが、1週間が過ぎるころようやく少し水やエサを口にするようになりました。ウサギの性別はひっくり返してみるとわかるのですが、刺激しないようにそっとしておきました。2 ~ 3カ月経つと首の周りのマフラーのようなもの (肉垂) が目立つようになり、オスの象徴の・・タマもないので、メスだとわかりました。首の周りの肉垂はエネルギーを蓄えておくものだそうです。メスは縄張りに対する意識が強く、臆病なのに気が荒いという感じです。子供を守る必要があるからでしょう。メスの方が体がやや大きく、飼い主になつくのに時間がかかり、性格的には頑固なところもあるようです。オスはおっとりしていて人懐っこいので飼いやすいといわれています。

ウサギの食事

野生のウサギは、雑草, 木の小枝, 樹皮などを食べて生活しています。ペットショップで売られているウサギの消化器系は野生のウサギとまったく同じだそうです。ウサギに与えるエサは、干し草(チモシー) が 80%, ペレットか野菜が 20% といわれています。野生のウサギが食べている雑草は野菜よりも固く、水分も少ないと思われます。ペレットにはウサギを引き付ける香りが混ぜてあるのでしょう。喜んで食べますが、ペレットばかり食べて干し草をあまり食べなくなると、便の出が悪くなり、常に伸び続ける歯をすり減らす効果も薄れて、歯が伸びすぎてしまうこともあるようです。野菜はウサギの好物ですが、水分が多いので与える量を加減する必要があります。ニンジン, かぼちゃは少量を与えるようにしています。小松菜、ブロッコリー, キャベツ, 春菊なども大好物ですが、野原に生えているぺんぺん草, オオバコ、クローバー, はこべ, ヨモギも喜んで食べます。果物の中で一番好きなものはバナナだといわれています。バナナの匂いがすると、バタバタと興奮してあばれます。パイナップル, リンゴ, トマトなども好物ですが、おやつとして少量与えるようにしています。ウサギは大量の干し草を食べ、干し草を消化するための水をたっぷり飲みますから、干し草と水は常に欠かさないようにする必要があります。

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ウサギに関する疑問

ウサギは犬や猫に比べると、少し物足りない気がします。何の感情も持たない、食べて寝るだけの寡黙な動物のように思えますが、実はちゃんとした感情を持っており、意思表示もできるようです。生活環境が気に入らないと、皿やトイレなどに当たり散らして自分の気持ちを伝えようとしますから頭もいいと思われます。ウサギは夜明けと夕暮れ時に最も活発で、昼間と夜はほとんど寝て過ごすので、飼い主の生活の邪魔になりません。ネズミやハムスターのようなガタガタ、カチカチといった騒々しい夜の仕事もしません。また、散歩に連れ出す必要がなく、維持費や世話をする手間もあまりかかりません。飼い主とのきずなが結ばれるのに少し時間がかかりますが、飼い主と他人をちゃんと区別することができ、名前を呼ぶと駆け寄ってきます。犬以外で、名前を呼ぶと駆け寄って来る動物が他にどれだけいるでしょうか。

ウサギの一番好きな食べ物はバナナだと聞いたことがありますが、私が飼っているウサギは最初のうちは少し食べただけでした。大人にななってからはバナナの匂いがすると、興奮して大騒ぎをします。当然個体差があると思います。果物では、りんご, パインアップルが好きで、ぶどう, 干しブドウ, いちご, 柿には興味を示しませんでした。野菜では、小松菜, ブロッコリー, チンゲン菜, キャベツ, 春菊, 菜の花, 人参, なすび, かぼちゃ などが好物です。しかし、何といってもペレットが一番の好物です。ウサギの好きな匂い、または、味がするのでしょう。ペレットの袋を開けると、もう待ちきれないという感じではしゃぎだします。ただしやりすぎは禁物で、便が柔らかくなり便秘がちになります。主食の干し草が80%以上、生野菜が10%、ペレットは10%以下といわれています。

ウサギは基礎代謝が高く、栄養の少ない雑草を食べる草食獣なので、多くの食物が必要です。また、ウサギは後腸発酵動物でなので、消化器系を適切に機能させるために、消化管を通過する食物を継続的に供給することが必要です。ですから、ウサギは頻繁に食べたいという衝動に駆られます。栄養価の少ない干し草を一日中食べている必要があるということのようです。干し草にはビタミンが含まれていませんから、野菜や果物を与える必要がありますが、干し草が 80%, 野菜や果物が 20% くらいだといわれています。バナナの一本位平気で平らげてしまいますが、野菜や果物を与えすぎると軟便や変質便になってしまい健康を害することもあるようです。コロコロとして、乾いた大粒の便が出ていれば問題ないでしょう。ウサギの消化器系はウマの消化器系に似ているといわれています。ウマやウサギの腸の中にはバクテリアが住んでいて、雑草の消化を助ける役割をしているようです。

げっ歯類と同様、ウサギの歯は生涯にわたって伸び続けるので、歯を常にすり減らす必要があります。伸び続ける歯を摩耗させるには、干し草(チモシー) を十分に与え、ペットショップに売っているリンゴの木 などを与えるといいでしょう。ペレットはウサギの歯を摩耗させるほど固くないので、ペレット中心の食事は好ましくありません。干し草(チモシー) を 80%, ペレットと野菜を合わせて 20%といわれています。ウサギは紙, ダンボール, 柱などをガシガシかじり、食べてしまう癖があります。紙やダンボールを少しくらい食べても問題ないようですが、カラー印刷されている紙やダンボールは体に良くないので、無地のダンボールをおもちゃとして置いておけば、健康被害は防げるようです。リンゴの木を与えるのが一番無難なのではないかと思います。 歯が伸びすぎると歯がぶつかり合ったり、不正咬合を起こしたりします。

ウサギは秋に生え変わった厚い毛に覆われており、冬の寒さに十分に対処できます。摂氏 5度位でも耐えられますが、摂氏 -6度以下だと寒すぎるようです。室内で飼っている場合は、特に暖房する必要がないと思われますが、ネーザーランドドワーフなどの小型のウサギは冬の寒さに弱いかもしれません。ドワーフ(小人, dwarf) という名前からして、小型のウサギを交配して作られたものだということがわかります(体重 1キロ前後) 。雪の中でも耐えられるように、ウサギの足の裏側は厚い毛のパッドで覆われています。また、体の先端の耳や鼻などの体温を奪われやすい箇所の血流を制限することにより、冬の寒さに対処できる仕組みになっているようです。うさぎは元来大食いですが、冬の寒さに耐えられるように冬場は特によく食べるようです。ほぼ一日中食べています。

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