ウサギは犬,猫に次いで人気のあるペットです。レックス, ライオンヘッド, ミニロップ, ハーレクインなど多くの品種があります。店頭でよく見かけるミニウサギ(ミックスウサギ) は雑種であり手ごろな値段で売られており、純粋種よりも生命力がありそうです。ここで紹介しているウサギもミックスです。 ウサギは以前はげっ歯類 (ネズミ、リス) の亜目として分類されてきましたが、最近の研究によると、ウサギはサル、類人猿などの霊長類に密接に関連しているとのことです。また、夕暮れと夜明けに最も活動的なので理想的なペットだといわれています。
ウサギは食物連鎖の中では被食者(食べられる立場の者) ですから、持ち上げられるのを非常に嫌います。立った状態でウサギを持ち上げようとすると、ウサギの後ろ足でけられたり、ウサギの骨を痛めたりします。ウサギの骨は華奢にできています。腹ばいになり、ウサギと同じ目線で接し、ウサギのほうから近づいてきて親しみを示すまで待ち、ウサギが飼い主の体の上に載ってくるようになると、スキンシップが取れると思います。だっこできるウサギもいるようですが、youtube のビデオなどでだっこされているウサギをみると、決して居心地がよさそうには見えません。youtube で "how to hold a rabbit correctly" などと入力して検索すると、ウサギの正しい持ち方を教えてくれるビデオが多数見つかります。
ウサギは群れで生活する動物ですから、飼い主と長く暮らしていると飼い主を群れの仲間とみなし、強い絆で結ばれますが、臆病で頑固なところがあるので、ウサギが飼い主に気を許しなつくようになるのには、犬に比べて時間がかかるようです。また、メスのウサギは気難しくなつくのに時間がかかるのに対して、オスのウサギは人懐っこく飼いやすいといわれています。飼い主に親しみを持つようになると、飼い主の足の周りをぐるぐると回ったり、体の匂いをかいだり、手をなめたりします。よくなついたウサギは、名前を呼べば飼い主のところへ駆け寄ってきます。また、ウサギは物言わぬ動物ですから、ボディランゲージは非常に多彩で、体の動きで空腹, 苛立ち, 喜びなどを表現します。
ウサギは食物連鎖の中では被食者(食べられる立場の者) ですから、毎日の生活のパターンが順調に繰り返され、身の安全が保たれることを欲します。 毎日、餌をもらえる時間やおやつをもらえる時間, トイレ掃除をする時間などをおおよそ決めておけば、ウサギは安心して日々の生活を送ることができ、飼い主を信頼するようになるでしょう。野生のウサギは日の出前や日没後に巣穴から出てきて活動し、昼間は通路を張り巡らされた巣穴で過ごします。
ウサギは齧歯目ではなく、うさぎ目(うさぎ目) に属しています。齧歯類には上顎に門歯が 2本しかありませんが、ウサギの上顎には 4本の門歯 (機能していない 2本の歯を入れて) があります。
ウサギの消化管うっ滞(GI stasis) は、うさぎの消化管の働きが悪くなったり、止まってしまったりして、食物が消化管内を正常に通過しなくなり、食欲が減退し排便量が減り、元気がなくなって死に至る可能性もある病状です。ウサギにストレスを与えない, 干し草(チモシー) 中心の食事, 野菜やペレットは20% 程度, 水と干し草を常に切らさない, 胃腸に障害を与えるような食べ物を与えない、生活環境を清潔に保つ, 歯が伸びすぎるて歯がぶつかり合ったり、不正咬合を起こしたりしていないかチェックするなどを心がけていれば消化管うっ滞をある程度防げるらしいです。ウサギの消化管うっ滞はよくあることだといわれています。
ウサギの糞便や小便はかなりの量になり、ウサギの世話でもっとも厄介な仕事ですが、ウサギは決まった場所で用を足すので、使いやすいトイレを用意すると処理が楽になります。ウサギのトイレは市販されていますが、百均で四角形のザル(水切りバット) を買い代用させることもできます。下の画像のように平たいおけ(バット : vat) の上に四角形のザル(水切りバット) を重ねてザルの端にも排水用の穴をいくつかあけ、針金で連結すればできあがりです。長めのボルトで補強しておけば、ウサギにつつかれても外れにくくなります。ザルの右下の茶色に変色した部分にいつも小便をするので、上のザルを少しずらして後ろにこぼれるのを防いでいます。このザルはウサギ用としてはやや小さいので、ウサギがいつもと違う方向に小便をすると床に小便がこぼれてしまうこともたまにありますが、ほぼ 100% 近く糞尿を回収できます。下のザルに紙を敷き詰めてありますが、うまくザルの周りに紙で壁を作ると効果があります。 敷き詰めた紙をうまく丸めればこぼさずに回収できます。
野菜を皿にのせて与えると、皿から落として食べる傾向があるので、フローリングワイパーなどで床下をふき清潔に保つようにしましょう。また、 ウサギが小便をこぼした箇所に消毒液(塩化ベンザコルニュウム液など)を流し、チリ紙で拭き取れば清潔に保つことができます。塩化ベンザルコニウ (ベンザルコニウム塩化物液) を百倍にうすめた溶液は、多くの細菌に対して効果があります。 ウサギは決まったところで用を足す癖があるので、市販の比較的小さめのトイレでも小便はほぼ 100% 回収できますが、たまにトイレの周辺に漏らすことがあります。糞もほとんどトイレの中に落ちていますが、一部が周りに散乱していることもよくあります。軟便, 変質便は床に固く付着していることがあり、落とすのが大変です。野菜や果物を与えすぎると便が柔らかくなってしまうので、注意が必要です。干し草を中心にし、野菜や果物は 10% ~ 20% にすると、コロコロとして乾いた大粒の健康的な便が出ます。
ほとんどのウサギは鼻腔内にパスツレラ菌を保有し、スナッフル(snuffles) と呼ばれる鼻の病気を引き起こすことがありますが、この病気を発症するのは一部のウサギだけだそうです。ウサギの生活環境を清潔かつ快適に保ち、健康的な餌を与えることにより発症率をさげることができるようです。犬や猫もパスツレラ菌を保有していることが多く、かまれたり、ひっかかれたりしてパスツレラ菌に感染することがあるそうです。動物を触った後は、塩化ベンザコルニュウム液などで手指を消毒すると感染予防になると思われます。塩化ベンザコルニュウム液は一般のウイルスには効果がありませんが、新型コロナウイルスには消毒効果があるといわれています。100倍に薄めて使えるので、かなり経済的です。
ペットショップの中をのぞいてみると、元気そうなウサギが動き回っていました。生後5カ月位で、体重は1キロくらいありそうでした。性別不明と書かれており、ずいぶんいい加減なペットショップだと思いましたが、売れ残りで値段が安いし (3500円) 、見たところ雑種で丈夫そうなので買うことにしました。ウサギは非常にデリケートな動物で、環境の変化にショックを受けているようでした。水やえさ(ペレット, 干し草, 野菜など) を全く受け付けず、ニンジンやリンゴをほんの少しかじっているだけでした。ほとんどあきらめていましたが、1週間が過ぎるころようやく少し水やエサを口にするようになりました。ウサギの性別はひっくり返してみるとわかるのですが、刺激しないようにそっとしておきました。2 ~ 3カ月経つと首の周りのマフラーのようなもの (肉垂) が目立つようになり、オスの象徴の・・タマもないので、メスだとわかりました。首の周りの肉垂はエネルギーを蓄えておくものだそうです。メスは縄張りに対する意識が強く、臆病なのに気が荒いという感じです。子供を守る必要があるからでしょう。メスの方が体がやや大きく、飼い主になつくのに時間がかかり、性格的には頑固なところもあるようです。オスはおっとりしていて人懐っこいので飼いやすいといわれています。
野生のウサギは、雑草, 木の小枝, 樹皮などを食べて生活しています。ペットショップで売られているウサギの消化器系は野生のウサギとまったく同じだそうです。ウサギに与えるエサは、干し草(チモシー) が 80%, ペレットか野菜が 20% といわれています。野生のウサギが食べている雑草は野菜よりも固く、水分も少ないと思われます。ペレットにはウサギを引き付ける香りが混ぜてあるのでしょう。喜んで食べますが、ペレットばかり食べて干し草をあまり食べなくなると、便の出が悪くなり、常に伸び続ける歯をすり減らす効果も薄れて、歯が伸びすぎてしまうこともあるようです。野菜はウサギの好物ですが、水分が多いので与える量を加減する必要があります。ニンジン, かぼちゃは少量を与えるようにしています。小松菜、ブロッコリー, キャベツ, 春菊なども大好物ですが、野原に生えているぺんぺん草, オオバコ、クローバー, はこべ, ヨモギも喜んで食べます。果物の中で一番好きなものはバナナだといわれています。バナナの匂いがすると、バタバタと興奮してあばれます。パイナップル, リンゴ, トマトなども好物ですが、おやつとして少量与えるようにしています。ウサギは大量の干し草を食べ、干し草を消化するための水をたっぷり飲みますから、干し草と水は常に欠かさないようにする必要があります。
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